新聞をテーマにフリートーク

etwas gut nachvollziehen
(物事を追体験してよく理解する)
ein Problem verstehen(問題を理解する)
 =似たような「理解する」という動詞の使い分け

liberal(リベラルな)
 →link(左派)という単語はネガティブな響きがあるので、こっちの単語を使いましょう
konservativ(保守的な)
schwarze Flut(黒潮、政治的に保守である)
rote Flut(赤潮、政治的に左派である)
die Ebbe(引き潮)
die Schlagzeile(新聞1面の大見出し)
die Uberschrift(見出し)
der Redakteur(編集者)
redakturen(編集する)
die Konkurrenz(競争)
beliebt(人気のある)

きょうはラッキー・マンツーマンだったためか、普段の授業とは違ってフリートークで終わってしまった。

私はあまりフリートークだけの授業は好きではないけれど、きょうは面白い表現をいろいろ教わったので楽しかった。

テーマの「新聞」は、講師が学生時代、新聞社で働いていた友人が持っていたフリーパスののおかげで、コンサートに無料で行くことができたという話から始まった。ドイツの新聞社にはそんなフリーパスがあるのか・・・。

この講師は「schwarze Flut」という日本の小説を(ドイツ語で)読んだと言っていた。私は全然知らなかったけれど、後で調べたら井上靖の「黯い潮」という本のことだった。国鉄総裁が変死した「下山事件」をテーマに新聞の取材合戦を描いた本らしい。

講師は「ある新聞(左寄りと言われる)は他殺だと報道し、別の新聞(右寄りと言われる)は自殺だと報道した。タイトルの《schwarze Flut》はドイツ語で政治的な保守を表すので興味深いと思った」と話していた。しかし、日本語の原題も「黯い潮」だから、この意図がタイトルに込められていたのかどうかは分からない。

花粉症をテーマにフリートーク

Wirkt das Medikament?(その薬は効きますか?)
Es wirkt gut.(よく効きます)
Ich bin allergisch gegen Zederpollen.
(私はスギ花粉のアレルギーです)
Ich glaube , dass ich allergisch gegen Bienengift bin.
(私はミツバチの毒のアレルギーだと思う)

die Wirkung(作用、効果、影響)
die japanische Zeder(日本のスギ)
 →die Zederは「ヒマラヤスギ」
die Kiefer(松)

仕事でアポをとったり、変更するときの表現。

接続法第II式を使って丁寧に。

Ich möchte mit Ihnen einen Termin vereinbaren. Hätten Sie morgen Zeit?
(いつお会いするか決めたいのですが、明日はお時間はありますか?)
Morgen kann ich leider nicht , aber übermorgen wäre sehe gut .
(残念ながら明日はだめなんです。明後日なら大丈夫ですが)
Könnten wir uns übermorgen treffen?
(明後日はお会いできますか?)
Es/Das wäre gut.(大丈夫です)

Könnten wir den Termin verschieben?
(お約束を延期できるでしょうか?)
Ich hätte gern einen neuen Termin.
Ich würde gern einen neuen Termin machen.
(新しい期日を決めたいのですが)
Das ist sehr freundlich von Ihnen. Vielen dank!
(たいへん助かりました。どうもありがとうございました)
   =予定を変更してもらったときの丁寧なお礼

einhalten(期日などを守る)
absagen(取り消しを伝える)
die Verabredung(口頭での申し合わせ、会う約束)
   =Terminよりも私的な約束
die Mühe(骨折り、苦労)

きょうは、似たような職業の女の子と2人だったので、冒頭のフリートークが長引いた。彼女はまだ入社2年ほどらしく、私にいろいろ訊きたがった。
「die Arbeitatmosphäre」はどうですか?と訊かれて、「Atmosphäreって雰囲気とか空気とかの意味だよなあ。職場の雰囲気?和気あいあいやってますとか? そんなこと訊かないだろうしなあ。職場の空気かな?」などと悩んだ末に、「空気(die Luft)はとても悪い」と答えたのだが、本当は、ストレスを感じるのではないかと訊きたかったのだった。
「まあ、時間に追われる仕事ではあるのでね。でももう慣れたので、それほどストレスではない」と答えたら、講師が「der Zeitdruck」という単語を教えてくれた。辞書によると「間近に迫った期限による圧迫感」という意味。
unter Zeitdruck arbeiten(期限にせきたてられて働く)
この表現、今度から使わせてもらおう!

1人で無人島で暮らさなくてはならないとしたら

Das Schiff ist gesunken.(船が沈んだ)
Ich würde Feuer mitnehmen.(火を持っていきたい)
Ich brauche nicht elektrische Geräte.(電化製品は必要ない)
Wir brauchen unbedingt Werkzeuge.
(工具はどうしても必要だ)

die Erfahrung(経験、体験)
der Pazifik/der pazifishe Ozean(太平洋)
die Meeresfrüchte(シーフード)
das Boot(ボート)
eine einsame Insel(無人島)
ein Tier jagen(狩りをする)
ein Tier fangen(動物を捕まえる)
fischen(魚を取る)=網などで
angeln(魚を釣る)=釣り竿で
reagieren(反応する、応じる)

聴き取り練習では、無人島でもサッカーを見たいから衛星放送付きのテレビ(das Satellitenfernsehen)を持って行きたいという男性に対して、友人が「Ach , du und dein Fußball」と応じていた。
直訳すると「君と君のサッカー」だけど、要するにこの友人はそれほどサッカー好きではないので「ああ、お前、サッカー好きだもんな」みたいな、自分にはどうでもいいけど的なニュアンスのこもった言い方なのだそうだ。

「Angst」の使い方

Er hat Angst vorm Zahnarzt.(彼は歯医者が恐い)
Ich habe Angst , dass die Schlange mich beißt.
(私はヘビに噛まれるのが恐い)

bohren(穴などを開ける)
schmerzhaft(痛い、苦痛を与える)
lebenslang(一生の)
ekelhaft(嫌な、吐き気を催させる)
die Plombe(虫歯などの詰め物)
das Amalgam(歯に詰める合金、アマルガム
die Giftschlange(毒ヘビ)
die Würgeschlange(巻き付いて絞め殺すタイプのヘビ)
die Boa(王ヘビ)
die Python(ニシキヘビ)
der Horrorfilm(ホラー映画)
das Fallschirmspringen(スカイダイビング)

私は蝶が嫌い。模様が気持ち悪いし、羽の粉がまた気持ち悪い。でもそれを理解してもらおうと説明するのは難しい。きょう習った「ekelhaft」という単語は使えそう!

obwohlの使い方。意図しないことが起きたときの表現

Obwohl ich kein Geld habe , möchte ich ein tolles Haus kaufen.
(金はないけど、私は素敵な家を買いたい)
Obwohl er eigentlich mit dem Fahrrad fahren möchte , muss er mit der U-bahn fahren.
(彼は本当は自転車で行きたいが、地下鉄で行かなければならない)
Er arbeitet 20 Jahre lang in einer Firma , obwohl er etwas anderes machen möchte.
(彼は何かほかのことをしたいにもかかわらず、ある会社で20年働いている)
Obwohl ich hinausgehen möchte , kannst du den Film gerne zu Ende sehen.
(私は外に出たいけれど、君は映画を最後まで見ていいよ)

Obwohl ich Suppe bestellt habe , hat der Kellner Salat mitgebracht.
(私はスープを頼んだのに、ウェイターはサラダを持ってきた)
Es kann nicht sein , dass ich Salat bestellt habe.
(私がサラダを頼んだなんて、ありえない)

う〜ん。つい「aber」を使ってしまいそう。

童話の表現。過去形を使用。

Es war einmal 〜(昔々あるところに)
   =物語の冒頭の決まり文句
Und wenn sie nicht gestorben sind , dann leben sie noch heute.
(そしてもし彼らが死んでいなければ、今も生きているでしょう)
   =物語の最後の決まり文句
Sie schnitt den Pfirsich in zwei Teile.
(彼女は桃を二つに割った)
Als er erwachsen war , kämpfte er gegen den Teufel und gewann.
(彼は成長すると、鬼と戦って勝った)
Der Vampir kann sich in einen Wolf , in eine Fledermaus oder in eine Ratte verwandeln.
(吸血鬼はオオカミ、コウモリ、あるいはネズミに変身できる)
Der Werwolf verwandelt sich bei Vollmond.
(狼人間は満月のときに変身する)

Gebrüder Grimm(グリム兄弟)
die Märchensammlung(童話の収集)
die Fee/die Elfe(妖精)
das Monster(怪物)
der Zauberer(男の魔法使い)
die Hexe(魔女)
der Zwerg(小人)
sich verlaufen(道に迷う)
neidisch(ねたみ深い)
gutmütig(気立てのいい、親切な)
beschieden sein(望みがかなう)
der Ball(ダンスパーティー、舞踏会)

「桃太郎」の話をするよう言われて苦労した。「どんぶらこ」って何て言うんだろうなあ。
童話の最後の決まり文句、日本語なら「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」かな?